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サメザメと思うこと

 オーストラリア南東部の海岸でサーフィンをしていた35歳の女性がサメに襲われた。
 右足をかまれた女性は一度、海中に引きずり込まれたが、なんとか自力で浮上、サーフボードにつかまった。
 近くでサーフィンをしていた夫は妻の異変に気付くとすぐに妻のサーフボードに飛び移り、妻の足をかんでいるサメを素手で殴った。
 サメは体長3mほどのホホジロザメだったという。
 夫がサメの目を狙って殴り続けると、サメが妻の足を離したため、二人はその場から逃げた。
 サメはサーフボードをかみながら沖に向かったという。
 女性はヘリコプターで病院に運ばれ、手術を受けた。大けがだったが、命に別状はなかった。
 夫は「彼女は子どもにとっては母であり、私にとってすべてだ。だから体が勝手に動いた。『あっちに行け』と怒鳴りながら目を狙って殴り続けた。だれもがやることをやっただけです」と話している。

 このニュースを聞いた妻が「この男性、すごいね~!勇気もあるし、力も強い。言うこともカッコいい」とほめるのは分かる。
 体長3mのサメに立ち向かって妻を助け出したのは確かにすごい。
 でも、なんでほめるだけでやめず、「うちの夫には絶対に無理。もし私がサメに襲われたら夫は自分だけ先に逃げ出すか、怖すぎてその場に固まってしまい、ボーとしているうちに二人とも食べられてしまうかだなぁ」などと言うのだろう。どうしてそんな経験、したこともないのに「こうなる!」と決めつけるのだろう。
 自分の夫だって、いざとなれば、体を張って妻を守るかもしれないではないか。
 というか、いざとなれば妻がサメを殴り、蹴り、かみついて追い払うことになるかもしれないではないか。
 サメだって、かみたくなる足と、そうでない足があるかもしれないではないか。

 オーストラリアや米国では毎年何人ものサーファーがサメに襲われている。
 犠牲者が出てもビーチが閉鎖されるのはその直後だけで、すぐに再開される。
 同じ場所でサメに襲われても、それは自己責任。
 日本のように海水浴場の管理責任が問われることはないようだ。

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