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ネコの室内 ヒトも室内

 ACジャパンが「にゃんぱく宣言」というテレビCMを流している。
 さだまさしさんの『関白宣言』が新郎から新婦へのメッセージだったのに対し
 「にゃんぱく宣言」はネコから飼い主に対するメッセージとなっている。
 ネコの画像が流れるなか、
 「お前、俺の飼い主ならば
  俺の体、俺より管理しろ
  家の外に出してはいけない
  飼えない数を、飼ってはいけない
  忘れてくれるな、俺の頼れる飼い主は
  生涯、お前ただ一人ラーラーラー」
 という詞を、さださん本人が歌い、
 「正しく飼って、ずっと一緒に。日本動物愛護協会。ACジャパンはこの活動を支援しています」
 というナレーションで終わる。

 ネコの健康を飼い主が管理するのは分かる。
 飼えない数を飼ってはいけないのも当然だが、
 「家の外に出してはいけない」ものなのか。
 以前、飼いネコは家の外にも出歩いていた。深夜には、ネコたちがあちこちを歩き回っていた。
 発情期を迎えた、いわゆる盛りのついたネコの鳴き声は不気味でうるさかった。
 そういえば最近、あの声を聞かなくなった。

 なぜ家の外に出してはいけないのか。日本動物愛護協会は
 「世の中にはネコが好きな人だけではありません。外に出せば、虐待や誘惑、交通事故の危険があります。交通事故で命を落とすネコの数が殺処分数を超えている地域もあります。また、他のネコとのけんかや接触でケガや伝染病、ネコエイズなど不治の病に感染することもあります」と説いている。
 不必要な繁殖が増えれば、野良ネコや殺処分を増やすことにもつながる。
 最近は野良ネコも見なくなった。
 野良ネコがいたからエドガー・アラン・ポーの『黒猫』や萩原朔太郎の『猫町』といった小説が生まれたのに。

 ネコは家の外に出なければ病気や事故のリスクは減るが、運動不足になりやすい。
 そこは飼い主が気配りしてやらなければならない。
 我々人間も外に出なければ感染のリスクは減るが、運動不足どころか収入が減って生活を維持していけなくなる。
 ネコの場合は飼い主に面倒を見る責任がある。
 人間の場合、政府は外出するなと言っておきながら、補償などについては知らん顔をしている。

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