« ホンコンバッタ | メイン | 産学連携のお手本 »

県央のチカラ

 燕三条地域の産業力は新潟県経済の大黒柱のひとつだ。
 そのことを県などが13日に新潟市、朱鷺メッセで開いた地方創生フォーラムin新潟で改めて実感した。
 元総務相で東京大学公共政策大学院客員教授の増田寛也氏が基調講演で使った資料に「域外から稼いでいる産業~県際収支(平成23年)」があった。
 県外に売った輸移出額と、県外から買った輸移入額の差額のことだ。
 それによると新潟県の稼ぎ頭は「電力・ガス・熱供給」で県際収支黒字額は4000億円以上。
 以下「生産用機械」「電子部品」と続き、「金属製品」は4番手。
「対個人サービス」「農林業」までの6業種が1000億円以上の黒字だった。
 逆に「対事業所サービス」「石油・石炭製品」「情報通信」「輸送機械」「鉱業」「商業」は1000億円以上の赤字だった。

 県内の製造業で付加価値額がもっとも多く、特化係数がもっとも高いのは金属製品という。
 特化係数とは、地域と日本全体の付加価値構成比率のこと。これが高いと産業集積があり、競争力が強いことになる。
 金属製品の特化係数を高めているのは洋食器や作業工具、利工具など。つまり燕三条の産業だ。

 県内企業の昨年の売上高ランキングでもアークランドサカモトが9位、コロナが10位、オーシャンシステムが18位、ハーモニックが28位、ヴィームスタジアムが31位、パール金属が32位、高儀が36位。
 上位40社に三条市の企業が7社も入っている。県内トップの新潟市、コメリも三条出身企業だ。
 フォーラムでパネリストを務めた坂田匠サカタ製作所社長は新潟の魅力を問われ、
 「世界をあちこち見て回っているが、県央ほどのものづくりの集積地は見当たらない。東京・大田区や東大阪市と比べても県央は優れている。県央には金属加工だけでなく、木工も農業もある。すごい可能性に満ちた地域だ」と答えていた。

 フォーラムのテーマは人口減少や若者定住対策ではあったが、燕三条は新潟県を支える稼ぎ手であることが強く印象に残った。
 これだけ貢献しているのだ。
 県央に基幹病院を設置したってバチは当たらないだろう。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://sugihit.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/334

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)