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地元が一番!

 TBSテレビ『マツコの知らない世界』という番組が枝豆を特集していた。
 全国の豆を食べ歩いたという豆探検家の女性が山形の「だだちゃ豆」や青森の「毛豆」、兵庫の「丹波篠山黒枝豆」などを紹介していた。
 新潟産は「おつな姫」がちらりと映っただけだった。
 枝豆や野菜などの美味しさを左右するのは品種だけではない。栽培時期や鮮度によっても味は大きく変わる。
 いくら丹波の黒豆が美味しいといっても、本来は10月が適期の品種をいまごろ食べて美味しいわけがない。
青森や山形などの枝豆も、東京のスタジオまで運ぶ間に鮮度は落ちてしまう。
 県央で朝採った「湯あがり娘」をすぐにゆでて食べたときの香りや甘みにかなうわけがない。
 私たちが地元で食べている旬の枝豆、ナス、キュウリ、トマト、モモ、ブドウの美味しさ。
 これこそ「マツコの知らない世界」ではないだろうか。

 地元びいきついでに言うと、ラーメンも遠くの有名店はたまに行くだけで十分。地元が一番うまいと思う。

 最高気温が40度を超えた日も地元のラーメン店で、首に巻いたタオルで汗をふきながら大油ラーメンを食べた。
 この店はチャーハンもうまい。強烈な火力で炒めたパラパラの食感と、チャーシューから染み出る塩味がたまらない。
 主力メニューのラーメンが700円なのに対してチャーハンは800円。主力よりも100円高いのは、鍋を振って素早く作る技術料なのかもしれない。

 若いころはラーメンとチャーハンの両方を食べていたが、いまは無理。
 いつもどちらにするか悩んだ末に、背油を振りかけた太めんのラーメンを食べている。
 猛暑日は2人で行ったのでラーメン2人前のほかにチャーハンを1人前頼み、分け合って食べた。
ラーメンと一緒に食べるチャーハンがまたうまい。
 口の中に残る背油のこってり感を、パラパラのチャーハンが一掃してくれる。
 そこにまたラーメンのスープを流し込むと、炒めたコメがさらに違う味になる。
 ラーメンと餃子は主従のような関係だが、この店のラーメンとチャーハンはどちらも主役級の最強コンビになる。
 枝豆もラーメン店も、県外の有名銘柄、有名店より地元が一番だ。

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