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3LDKを何と読む?

 先日、酒に酔った友人が「どうも納得できないことがある」と言い出した。
 世の中の不正や矛盾に対して時折、厳しいことを言う男だ。映画『男はつらいよ』が大好きで、寅さん的な生き方を理想とする友だ。
 その彼が真面目な顔をして「『1LDK』は『ワンLDK』と言うだろ。なのに『2LDK』を『ニLDK』というのはおかしい。変だと思わないか」と問うてきた。
 何を言っているのか、意味が分からない。
 「いや『ワンLDK』の次は『ニLDK』じゃなくて、正しくは『ツーLDK』だろ。『3LDK』は『サンLDK』じゃなくて『スリーLDK』だろ?」。
 言おうとしていることがようやく分かってきた。
 「ワン」「ツー」「スリー」と数えるべきなのに、不動産の間取りに関してはなぜか「ワン」「ニ」「サン」と数えている。それがおかしいと言いたいらしい。

 確かに「1LDK」を「イチLDK」とは言わないし、「3LDK」を「スリーLDK」とも読まない。
 似たような例は他にもある。完全8度音程を「ワンオクターブ」と言う。その2倍、3倍になると「ツーオクターブ」ではなく、「ニオクターブ」「サンオクターブ」と言う人が多い。
 四輪駆動車の「4WD」は「フォーWD」より「ヨンWD」と言う人の方が多い。
 野球ではアウトカウントなどは「ワン」「ツー」「スリー」と英語だが、ランナーポジションは日本語。「一死二、三塁」を「ワンアウトニサンルイ」などと英語と日本語をごちゃ混ぜにしている。

 日本には日本独自の数え方があり、和製英語もある。
 「サラリーマン」と言っても英語圏の人には意味が通じない。
 「ノートパソコン」も同様で、英語では「ラップトップ」だ。
 ホテルの受付のことを「フロント」と呼ぶのは日本だけで、英語では「レセプション」と言うそうだ。
 コンセントも英語では「同意する」といった意味になる。「部屋のコンセントはどこ?」と聞いても通じないらしい。アメリカ英語では「アウトレット」、イギリス英語では「ソケット」と呼ばれているそうだ。
 「ファックス」も日本独自の和製英語で、英語では「ファクシミリ」と言うそうだ。日本人が「FAX」と言ったつもりでも、英米人には下品で卑猥な「FUCKS」に聞こえるというから要注意だ。

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