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若者よ、無鉄砲たれ!

 「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている」のは夏目漱石の『坊ちゃん』だが、若者の無鉄砲は楽しい。
 三条市出身で都内の大学に通う若者と帰省中の実家で会った。
 大学では国際NGO団体「ハビタット・フォー・ヒューマニティ」の学生支部に所属しているという。ジミー・カーター元米大統領が支援していることで有名な貧困層の生活・教育環境改善に向けて活動している団体だ。
 彼はそこでボランティアに励んでいる。ミャンマーに行き、劣悪な環境で暮らしている人たちのための家を建てる活動にも参加した。参加費は25万円。ボランティアのための金を親に出してもらうわけにもいかず、時給の高い夜間アルバイトで汗水たらして工面したという。

 昨年は同支部の活動で知り合った男子大学生と2人でアメリカ横断に挑戦した。
西海岸から東海岸に向かう40日間の旅で、日本から持って行ったのは往復の航空券とテントと寝袋程度。無一文のままヒッチハイクで約5000㌔を移動する試みだ。
2人とも英会話は片言程度。さっそくサンフランシスコ国際空港の入国審査で「40日間も米国内にいるのにお金を持っていないのはおかしい」と疑われ、4時間にわたって拘束された。
身振りも交えて必死でヒッチハイク旅行であることを説明、ようやく入国できた。

米国でも簡単にヒッチハイクに成功するわけではない。「TO EAST(東へ)」と書いた紙を持って路上で何時間も粘った。
乗せてくれた米国人には親切な人も多かった。
「ハビタット・フォー・ヒューマニティ」の米国内での知名度は高い。2人が同団体のボランティアであることを知ると、信用して自宅に泊めてくれたり、食事を提供してくれる人もいた。
ラスベガスではハッピ姿で歩道に座り込み、筆で習字紙に漢字を書く書道パフォーマンスを披露、チップをもらって食事代を稼いだ。
無一文で米国横断とは無鉄砲だが、2人はさまざまなトラブルを乗り越えて無事に帰国した。
授業だけでは得られない多くのことを学んだことだろう。
無鉄砲は若者をたくましくする。

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