« 2018年09月 | メイン | 2018年11月 »

2018年10月31日

生徒会長、多数派は女性

 個人的な印象だが、小学校の児童会長は「良い子」、中学校の生会長は「できる子」、高校の生徒会長は「真面目な子」というイメージがある。
 小学校の児童会長には先生の評価が高くて成績も性格も良い子が選ばれる。
 中学校の生徒会長は先生よりも生徒の評判が良い子が選ばれる。
 高校は友だちの推薦を断り切れないタイプがなる場合が多い。
 偏見かもしれないけれど。

 中学校や高校の生徒会は生徒の投票によって会長を選出する。
 以前は男子の会長が多かった。女子の会長は珍しかった。
 いま三条市内9つの中学校のうち第一中、第二中、第三中、第四中、本成寺中、栄中の6校で女子生徒が生徒会長を務めている。
 男子の会長は大崎中、大島中、下田中の3校だけだ。
 大崎中も過去4年間は女子が会長で、男子が会長になったのは5年ぶり。大島中では昨年、下田中でも3年前は女子が会長だった。
 生徒会長だけでなく、体育祭の応援団長なども女子という学校は多い。性別を特に意識せず、チームや生徒会をまとめ、リードしていくことができる生徒を会長に選んだ結果が女子だったということらしい。

 性差別撤廃に関して日本は遅れているとの指摘がある。
 政府は平成11年に男女共同参画社会基本法を施行し、社会のあらゆる分野での男女共同参画の実現を目指しているが、先日も東京医科大学が入試で女子と4年以上の浪人生の点数を減額していたことが明らかになるなど、性差別は依然として存在している。
 医学界だけではない。政界、官界、産業界などでも女性の進出は遅れている。

 かつて日本の女性は家にいて家事全般を引き受け、親を含めた家族の面倒を見続けるという生活が当たり前だった。女性は家族に尽くす存在だった。
 核家族化が進み、共働きが増えると、家事を手伝う夫が増えた。
 若い世代は料理、洗濯、掃除いずれも夫婦で分担するのが当然となっている。
 いまの中学生たちが社会に出て、家庭を築くころには性別にこだわらず、外で働きたい方が外に出て、家にいたい方が育児休暇を取得して子育てに専念する世の中になるかもしれない。

 中学校の生徒会を見ていると、主婦も主夫も珍しくない社会がすぐ近くまで来ているように思える。

2018年10月16日

家族の座り方

 食堂の隣のテーブルに4人家族が座っていた。30歳前後の夫婦と4歳ほどの長男、1歳余の次男だ。夫婦が横に並び、子どもたちと向かい合って座っている。
 最初は「夫婦仲が良いから並んで座っているのだろう」と微笑ましく感じたのだが、途中で問題に気付いた。長男はラーメン、隣の幼児用のいすに座った次男はラーメンのスープをかけたご飯をスプーンで食べていた。
 次男はご飯をボロボロとこぼしている。テーブルの上だけでなく、床まで汚している。長男もテーブルにスープをこぼし、麺の切れ端を胸のあたりに付けている。いつものことなのだろう、親は子どもたちが麺やご飯をこぼしても、それを注意することもなく、ふき取ることすらしない。
 満腹に近付いた次男はスプーンを握ったまま、幼児用のいすから降りようともがき始めた。ますますご飯が飛び散った。

 ラーメンを食べている間に靴が脱げた長男は、食べ終わるといすを降りた。
 靴を探して履くまでの間、次男がこぼしたご飯の上に立っていた。靴下がコメ粒だらけになっても平気なのだろう、そのまま靴を履いていた。
 親たちはテーブルや床に飛び散ったご飯やスープをふき取ることもせず、汚したまま伝票を持ってレジに向かった。母親がいくらお洒落に着飾っていても、立ち去ったあとを見ればだらしない「しょったれ」であることが分かる。

 他のテーブルにも両親と子どもが向かい合って座っている家族連れがいた。
 まだ幼い子どもたちを並んで座らせ、対面に夫婦が座るのがいまどきのスタイルなのだろうか。自宅ならともかく、外食の場合は汚し過ぎると店や他の客にまで迷惑がかかる。
 父親と長男、母親と次男など親子が並んで座り、床まで汚さないようサポートしてやるのも親の役目ではないだろうか。
 「子どもの自立をうながすために、親は手を出さないのがわが家の子育て方針」と言うなら、せめて食べ終わった後、食べこぼして散らかっているテーブルや床を掃除したうえで帰るのが最低限のマナーだろう。祖父母が一緒なら、幼い孫の隣に親を座らせるか、祖父母自身が座って世話をするはずだ。
 若い世代には「他人様に迷惑をかけない」は常識ではなくなりつつあるのだろうか。