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さらば、スポ根部活

 先日、三条市中学校体育連盟主催、三条市中学校体育大会の記事が三条新聞に載っていた。
 軟式野球の戦績欄を見て驚いた。「三条第二・大崎学園」とある。合同チームという意味だ。
 これまでにも大島中が他校と合同チームで出場したことはある。大島中は1学年1学級の小規模校だ。野球部員が少ないのも分かる。
 三条第二中や大崎学園は1学年3学級以上あり、生徒数も300人近い。そのほぼ半数が男子なのだから、最少9人の野球チームぐらい簡単に組めそうなものだが、それができなかったことになる。

 昨年9月の新人戦には三条第一中と大島中、第二中と第三中、第四中と大崎中、下田中と田上中が合同チームを作って出場した。単独で出場できたのは本成寺中と栄中だけだった。新人戦は3年生が引退した後に1、2年生だけでチームを編成するためだ。
ことしも1、2年生の野球部員が9人以上いるのは三条市内9つの中学校のうち第一中、本成寺中、栄中の3校だけだ。
第二中、第三中、第四中、大島中、大崎学園、下田中の6校は単独ではチームを組めないため、新人戦は合同チームで出場することになりそうだ。
合同チームが集まって練習するのは容易ではない。平日は単独練習、週末に合同練習となる。市教育委員会は平日も合同練習ができるようスクールバスの活用なども検討している。

 かつて男の子が好きなスポーツと言えば野球だった。多くの男の子が巨人や阪神などのスター選手に憧れた。
いま大谷翔平選手がいくら大リーグで活躍しても、スポーツ少年団の野球チームに入る子は増えない。中学校の野球部員はこの先、さらに減る可能性もある。
文科省はことし3月に策定した運動部活動のガイドラインで「週2日以上の休養日を設ける」「活動時間は平日は2時間、休業日は3時間程度とする」と定めた。「現在の運動部活動が、女子や障害のある生徒等も含めて生徒の潜在的なニーズに必ずしも応えられていないことを踏まえ、生徒の多様なニーズに応じた活動を行うことができる運動部を設置する」ことも求めている。季節ごとに異なるスポーツを行う活動、競技志向ではなく、レクレーションや体力づくりを目的とした活動などのことだ。
高校野球の甲子園大会に象徴される熱血スポ根ドラマ型部活動は変わりつつある。

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