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ごみの戸別収集

 所用で東京都八王子市に行って驚いた。朝、各家庭の玄関先にごみ袋が置いてあるのだ。
 町内を回ってみてもごみ集積所、いわゆるごみステーションがない。
 戸建て住宅に住んでいる人は、自宅前の道路に面した敷地内にごみ袋を置いている。
 マンションやアパートなど集合住宅に住んでいる人たちは、それぞれ集合住宅の管理者が敷地内に設置したごみ置き場にごみを出している。
 それを市が戸別に収集する。可燃ごみは毎週2回、容器包装プラスチックは毎週1回、不燃ごみや新聞、雑誌、ペットボトル、空き缶などの資源ごみは2週間に1回、午前8時半までに出すルールになっているという。
 八王子市や武蔵野市がごみステーションを廃止し、戸別収集に切り替えたのは平成16年。いまでは立川市、三鷹市、青梅市、府中市、調布市、町田市、日野市、品川区、台東区なども戸別収集を導入している。


 戸別収集の目的はごみの減量化だ。
 ごみステーションだと、町内のだれが出したごみか分からないため分別が徹底せず、マナーも悪くなりがちだ。
 自分のごみを自宅玄関先に出す戸別収集だと、可燃ごみの袋に不燃物を入れるようなルール違反をするわけにはいかなくなる。違反が分かれば収集されず、玄関先に置きっぱなしとなるためだ。
 生ごみの水分を絞ってから袋に入れる人、買い物をするときにごみが増えないよう不要な包装を断る人も増えるという。ごみステーションへのごみの出し方をめぐる住民トラブル、大量のごみの山を狙うカラスやネコの被害もなくなる。


 デメリットはコスト。業者が住宅を一軒ずつ回ってごみ袋を集めるため、ごみステーション方式より時間も費用もかかる。それを負担するのは住民となる。八王子市の有料ごみ袋は可燃ごみ、不燃ごみともに10ℓが18円、20ℓが37円、40ℓが75円。三条市の約1・8倍だ。安さとごみの減量化のどちらを選ぶか。ただ戸別収集には減量化だけでなく、住民サービス、とくにごみステーションまでごみを持ち運ぶのが大変な高齢者に対するサービス向上になる面もある。新潟には、雪のなかでの真冬のごみ出しという都内にはない試練もある。県央でも戸別収集の是非を検討すべきではないだろうか。

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