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見事な宣誓

 選手宣誓は紀元前9世紀から開かれていた古代オリンピックでも行われていたというから歴史は古い。
 近代五輪では大正9年のベルギー・アントワープ大会から行われているそうだ。当初、選手たちは「騎士道精神に則り、祖国の名誉と競技の栄光のため」に戦うことを誓った。最近は「五輪憲章に則り、スポーツの栄光とチームの名誉のために、決してドーピングはしない」ことを誓っている。
 選手宣誓は五輪から小学校の運動会まで、多くのスポーツ大会開会式で行われている。「スポーツマンシップに則って正々堂々と戦うこと」を誓うシンプルな宣誓もあれば、「試合後にビールが美味しく飲めるよう頑張る」ことを誓う中高年用まである。

 7日にハードオフエコスタジアム新潟で行われた第99回全国高校野球選手権新潟大会開会式では、新潟県央工業の鈴木雄真主将(3年)が堂々とした選手宣誓を披露した。
 「ここに立つまでに普段の練習を指導してくださった監督や先生方、支えてくれた家族、辛いときも励まし合った仲間に感謝しています。小さいころから憧れであった高校野球。今度は自分たちがプレーすることによって、子どもたちから憧れをもたれ、たくさんの人から応援されるよう真剣に全力でプレーすることを誓います」。
 大きな声で、落ち着いて一語一語を全県の高校野球ファンに届けるかのような宣誓だった。鈴木主将は下田中学校出身。県央工業の先輩たちが甲子園に初出場した9年前は小学3年生だった。

 昨年の新潟大会の開会式では長岡高専3年だった当時の井上駿主将が選手宣誓を行った。
 「私は野球と毎日の学校生活で培った気配り、思いやり、我慢強さをいかし、社会に貢献できる人になりたいと思います。そのためにも、この大会では自分に勝ち、ライバルに勝ち、そして相手に勝つことを目指し、最後まであきらめない姿勢を続けます」という内容だった。
 井上主将は本成寺中学校の出身だ。新潟大会は2年連続で三条出身の選手が宣誓を行った。二人とも音が反射するために非常に話しにくい球場内で、すべての視線とカメラレンズを全身に浴びながら、緊張してとちることもなく、しっかりとやり遂げた。三条市民の一人として二人のことを誇らしく思う。

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