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「みんな一緒」はつまらない

 「みんなが言っている」「みんな、そうだよ」という言い方をよくする人がいる。
 例えば「みんながこのゲームを持っているんだから、ボクにも買って」という子ども。
 「この冬の流行はこのスタイルです。みんな着ていますよ」という薦め方をする店員。
 これに対して「みんなといっても具体的に聞けば数人のことでしかない」と指摘する人もいる。
 「みんな」が必ずしも多数ではないのだから気にするなという意見だ。
 実際に「みんな」が多数だった場合はどうなのだろう。多数に同調することを否定せず、「みんなと違う」ことを選ぼうとはしない点で、どちらも一緒だ。

 沈没船ジョークというものがある。
 船が事故で沈没する。船長は乗客を海に飛び込ませるため、イギリス人には「紳士は飛び込むものです」、
 アメリカ人には「飛び込めばヒーローです」、
 ドイツ人には「飛び込むことが規則です」、
 イタリア人には「美女が泳いでいます」、
 ロシア人には「ウォッカのビンが浮かんでいます」、
 フランス人には「飛び込まないでください」、
 日本人には「みんなが飛び込みました」と言った、
 というものだ。日本人は異質を嫌い、周囲と同じことを好む。

 「みんなと同じ」では成功しないのが観光施設だ。
 「あそこもやっているからうちも」という真似だけの施設にわざわざ足を運び、ものやサービスを買う観光客はいない。
 例えば「道の駅」。全国1107か所、新潟県内39か所にあるが、どこも似たようなことをしている。即売コーナーで地域の野菜や特産品を売り、食堂ではめん類や定食を提供している。農協やスーパーなど他では買えない野菜、買えない値段のものはない。他の店では食べることができない、そこだけの限定メニューもない。休日、駐車場が満杯になっても、混んでいるのはトイレだけで売り上げはさっぱりという道の駅も多い。
 観光カリスマの山田桂一郎氏は観光施設に「今だけ、ここだけ、あなただけ」の商品やサービスが必要と説いている。県央には三条市の「漢学の里しただ」「燕三条地場産センター」「庭園の郷保内」、燕市の「国上」という四つの道の駅がある。それぞれ「今だけ、ここだけ、あなただけ」の商品やサービスはあるだろうか。

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