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2014年03月15日

卒業式、教委は身内? 来賓?

 第四銀行や北越銀行の県央にある支店が記念式典を行ったとする。
 地元の首長や業界団体代表、顧客代表などを差し置いて、銀行本部から来た頭取や専務などの役員を来賓席の上座に座らせたら、そこの支店長は常識を疑われ、すぐに左遷されるのではないだろうか。
 結婚式の披露宴で主賓席に家族を座らせたら、出席者から「バカップル」と呼ばれるだろう。
 こうした常識が教育委員会や小中学校では通用しない。独特の考え方があるようだ。

 小中学校の卒業式で来賓席の一番上座に座るのは毎年、教育委員や教育委員会の部課長だ。
 小中学校は教委組織の中にある。教委と小中学校は、金融機関に例えれば本部と営業店のようなものだ。教委は教育予算の執行権を握り、各校を指導監督する。学校は教委のもとで児童生徒を教育する。学校にとって、地元の自治会長や民生委員などは外部から来てもらった来賓だが、教委の事務局は同じ組織に属する、いわば身内だ。

 民間の感覚なら来賓側ではなく、学校関係者席の上座に座らせる。
 教委席を来賓の上座に置くのは、それだけ教委に気を使っているということなのか、あるいはお客様扱いすることで必要以上に学校運営に口を出すなとけん制しているのだろうか。
 教委制度の建て前と実態がずれてきたなかで学校の内と外で線を引くのか、教委組織の内外で線を引くのかがあやふやになっている。

 教育委員会制度改革の論議が盛んになっている。政府は自民、公明両党の協議結果を踏まえ、今国会に地方教育行政法の改正案を提出する方針という。
 現在の教育委員は、教育長以外は非常勤。合議によって意思決定する仕組みだが、形骸化が指摘されている。
 かといって首長に権限を移し過ぎては政治的中立性が危ぶまれる。与党の議論は、教育行政の最終権限を教委に残して政治的中立性を確保しつつ、首長の意向を従来よりも反映しやすくすることがポイントとなっているようだ。
 こちらは教育行政をめぐる権限について首長寄りか教委寄りか、どのあたりに線を引くかで揺れている。

2014年03月05日

習さん、なんとかしてよ

 「三条市からお知らせします。本日はPM2・5の濃度が高くなることが予想されるため、市民の皆様は屋外に出る場合はできるだけ注意をしていただき、また、窓は閉めるようにしてください」。
 先月26日午前8時15分、三条市は市内180か所に設置した防災行政無線のスピーカーを使って市民に注意を呼びかけた。

 登録者に送信する安心・安全情報メールでも
 「屋外での長時間の激しい運動や外出をできるだけ減らしてください。外出する場合、マスクの着用は一定の効果が期待できます。屋内においても換気や窓の開閉を必要最小限にしてください。呼吸器疾患、循環器疾患のある方、小さな子どもや高齢者は影響を受けやすいとされているので、より慎重に行動することが望まれます」と求めた。

 三条市がPM2・5に関する注意喚起を行ったのは初めてだ。
 PM2・5は大気中に浮遊する2・5マイクロメートル以下の小さな粒子のこと。
マイクロはミリの1000分の1。車の排ガスや工場のばい煙などから発生し、肺がんなどを引き起こす。

 健康を守るための環境基準は1立方メートル当たり年平均15マイクログラム、1日平均35マイクログラム。新潟県は県内10か所でPM2・5濃度を測定しており、1日の平均が環境基準の2倍、70マイクログラムを超えると予想される場合に注意喚起を行うことにしている。
 26日は午前5時から7時までの平均が新潟市の亀田観測局で101・7マイクロ㌘、白根観測局で86・7マイクロ㌘と基準を大幅に上回ったことなどから午前7時15分、各市町村に注意喚起を要請した。

 それまで「さわやかな朝だ」と思っていたのに、防災無線を聞いた途端、なんだか目がかゆいような気がしてきた。
 そろそろ花粉も飛散する時期だ。花粉症は時期が過ぎれば治まるが、PM2・5は発生元の中国がきちんと対策を取らない限り飛来し続ける。
 北京や黒竜江省などではPM2・5濃度が1000マイクログラム以上で10メートル先も見えないという日もあるというのに、対応が鈍いのだからあきれ返る。
 どこまで人命が軽い国なのか。

 中国のためにマスクを買っておこうとしたら、そのマスクが中国製だった。
 冗談じゃない。