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2013年11月03日

大崎中 移転決定!

三条市は大崎中学校の移転改築に取り組むことを決めた。
西大崎の現在地から東大崎の大崎小学校隣接地に移す。
耐震診断の結果、昭和53年に建てた特別教室棟や体育館は、大きな地震が起きると倒壊や崩壊の危険性が高いことが分かったためだ。
補強しようにも建物の構造上、できない棟もあれば、補強した場合に窓や廊下が狭い、暗くて危険になる棟もあり、改築が必要と判断した。
現地改築を行うには敷地が狭すぎる。現在地で仮設校舎を設ければ工事期間中の3年ほど、体育館とグラウンドがともに使えなくなる。
そもそも大崎中のグラウンドは市内9つの中学校のなかでもっとも狭い。
栄中や下田中より生徒数が多いのに、グラウンドは栄中の半分以下、下田中の3分の1以下しかない。
100㍍走の直線コースを設けるのもギリギリという小学校のようなグラウンドで野球部とサッカー部、陸上部が一緒に練習している。
 この状態を解消するには移転しかない。大崎小隣接地に広い敷地を得るべく、地権者に協力を求めることにした。

 三条市は小中一貫教育を進めてきた。昨年8月には一ノ木戸小が第二中隣りに移転、同じ敷地内で小中学生が学校生活を送る一体型一貫教育をスタートさせた。
来年4月には三条高校跡地に四日町、条南、南の三つの小学校が統合する嵐南小と、移転する第一中の新校舎が完成、市内2番目の一体型一貫校ができる。
 大崎中移転改築後の大崎小、中はそれに続く3番目の一体型一貫校となる。事業費は概算で48、9億円前後。来年度に農振除外や用地取得、設計を行い、27年度着工、2、3年後の完成を目指す。
 ちなみに大崎小、中はもともと小中一体校だった。現在の大崎中敷地内に大崎小と大崎中の木造校舎が建っており、運動会などの行事も小中一緒に行っていた。昭和48年に大崎小が現在地に移転して小中は分かれたが、大崎中が大崎小隣りに移転すれば43、4年ぶりに一体校に戻ることになる。