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ダサスギー(><)な学生服が変わらない理由

 近所の子が中学生になった。小学6年生のときは登校班のリーダーで、おとなっぽい子だった。中学生になったら逆に幼くなった。
 学生服のせいだ。成長期だからぴったりのサイズではすぐに小さくなる。買ってもらったのは大きめの制服。私服のときはジーンズが似合っていたが、ぶかぶかの詰襟はかっこいいというよりかわいらしい。いかにも「ピカピカの1年生」だ。
 県央の学校では中学校、高校に制服がある。三条高校だけは自由。生徒たちが制服廃止運動を展開した結果、生徒の自主性を尊重して昭和51年に自由化した。一時期は大半の生徒が私服で通学していたが、最近は学生服姿の方が多いようだ。同校のホームページには、女子生徒のスカート丈が短くなりすぎないよう保護者からも指導してほしいといった校長名のお願い文まで載っている。自由な校風を誇った同校も変わりつつあるようだ。
 中学校の制服は、男子は詰襟かブレザー、女子はセーラー服やブレザー、イートンジャケットだ。各校が独自に決めている。制服を廃止することもできるが、三条市教育委員会によると、そうした動きはない。私服だと費用もかかるし、何を着ていくか自分で考えなければならない。自由よりも規制があるほうが楽なのは、服装が自由であるにもかかわらず学生服を着る三高生を見れば分かる。
 制服をもっとおしゃれなもの、かわいいものに変えてほしいという要望はある。とくに女子に強い。「襟なしの、事務服みたいな変な形のブレザー、ダサすぎ。チョーむかつくんだけど」。イートンジャケットのことだ。
 生徒たちが熱心に運動し、保護者も了解するなら校長も変更を認めるだろう。ただし、変えるのは次の新入生から。すでに制服を購入済みの学年は対象外だ。制服を持っているのに、それとは別の新しい制服を全員に購入させるような校長はいない。となると運動した生徒たちの制服は変わらない。
 「自分たちは我慢するが、後輩たちのために」と、運動するような殊勝な生徒はいない。自分たちはかっこ悪いままで、下の学年からかっこ良い制服になったらかえって腹が立つ。
 学校側にも生徒に選ばれたい、生徒数を確保したいという感覚はない。私立との奪い合いになれば、少しは制服にも気を配るだろうが、県央の公立中学校には私立のライバルはいない。何年たってもダサい制服が変わらない理由は生徒、学校双方にある。

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