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親と教師の狭間で

 教師が保護者を「モンスターペアレンツ」、保護者が教師を「モンスターティーチャー」と罵り合う時代になってしまった。保護者が教師や学校を訴える裁判は全国各地で起きているが、埼玉県では教師が保護者を訴える裁判が始まった。
 市立小学校の3年生を担任する女性教諭(45)が、女子児童の親の再三のクレームによって不眠症に陥ったとし、慰謝料500万円を求めて昨年9月、さいたま地裁熊谷支部に提訴したという。
 教諭がこの児童を受け持ったのは昨年4月。6月には母親から「娘が同級生から嫌がらせされた」と相談があった。子どもの言い分が食い違ったため、クラス全体で問題を話し合ったところ、その日の夕方には母親から「2人の問題なのに、なぜ学級の問題にするのか」とクレームがあった。両親はその後、8回にわたって連絡帳に「先生が自分の感情で不公平なことをして子どもを傷つけている」などと書き込んだほか、文部科学省や市教育委員会にも文書や口頭で抗議した。
 給食の片付け指導で児童の背中に触れた際には、「強くたたかれた」と警察に被害届を出された。これら一連の行為によって教諭は不眠症に陥り、教員生活に支障が生じたと主張。学校側と両親との話し合いの場を設定したものの拒否されたため、提訴したとしている。
 これらは教師側の言い分。校長も「モンスターペアレンツに学校や教師が負けないよう、教諭が教員を代表して訴訟を行っていると受け止めている」との文書を市教委に提出している。
 両親もマスコミの取材に応じて「学校側は実態も調べないで自分たちをモンスターペアレンツに仕立て上げている」と憤慨。連絡帳への書き込みや抗議文は「娘が嫌がらせや差別を受けているのに、教諭は話し合いを拒否している。娘が安心して学校に通うための正当な行為」「不眠症というなら私たちの方が眠れない」と主張している。
 娘が教室内で録音したというテープも公開。教諭はヒステリックに「早く答えてよ!」「うそはつかないでください、もうこれ以上!」などと怒鳴っている。
 小学3年生の娘に先生に内緒で教室内のやり取りを録音しろと命じる親もすごいが、6月に問題が起き、夏休みも含めてわずか3か月後の9月には保護者を訴える教諭もすごい。
 こういう環境で娘はどんな風に育つのだろう。かわいそうだが、どうすることもできない。

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