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何でもセルフ!

 混んでいるスーパーでレジの順番を待っているときほど手持ち無沙汰な時間はない。本を立ち読みするほど長くはないし、それなりに進むので携帯電話などをいじっていては他の人に迷惑をかける。しょうがないからひたすらボーとしている。
 気になることと言えば周囲の行列の進み具合。隣の列の流れが早く、自分より後に来た人が先に会計を終わったりすると失敗したなと後悔する。逆に他よりも早く進むとちょっと得した気分になる。根性が小さいと自分でも思う。
 レジ選びで失敗ばかりしていると、どの行列が早いのか考えてから並ぶようになる。まず店員をチェック。不慣れな研修生ではないこと、手際が良いことを確認する。次に列に並んでいるお客をチェック。かごの中の商品が大量かどうか、財布の底の小銭をのんびりと探すタイプかどうかなどを判断する。そのうえで一番流れが早そうな列に並ぶのだが、これがなかなか当たらない。
 レジで並ぶことが嫌な人向けに「セルフレジ」というものがあるという。ガソリンスタンドのセルフと同じように店員は手を出さず、顧客が自分で機器を操作し、バーコードのスキャンから商品の袋詰め、清算までを行うものだ。県内ではイオン新潟南店にあると聞き、行ってきた。
 セルフレジのコーナーは一般のレジの横にあった。夕方だったので一般のレジの前には行列ができていたが、セルフは空いている。画面の指示に従ってコーラのバーコードをスキャンした。タマネギなどバーコードの付いていない商品は、タッチパネル式の画面で「タマネギ」を選び、個数を入力する。補佐役の店員もいたが使い方を聞くまでもなく、機械音痴の自分でも操作できた。
 正直に言うと、かなり楽しい。慣れれば飽きるかもしれないが、とりあえずピッ、ピッとスキャンするのがおもしろい。間違いなくスキャンされたかどうかは画面でチェックできる。最後にお金を入れると、ちゃんとレシートと釣り銭が出てくる。
 買い物かごを置く場所には計量器がセットされており、全商品の重さと、代金を払った商品の重さを比べ、清算ミスや万引きを防ぐ仕組みになっているという。
 欧米の大手スーパーは平成12年ころからセルフレジを使い始めたという。イオンが試験的に導入したのは15年。徐々に増やしており、昨年はコンビニのローソンも本格導入を開始した。
 店側は人件費を増やさずにレジを増やすことができ、顧客はレジの待ち時間を短くできるのがメリットという。進化と呼んでよいのかどうか。いくら便利になるとは言っても、雇用の機会を減らしていく進化は、世の中を良い方に向かわせて入るのか、悪い方に引っ張っているのか分からなくなる。

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