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スクールバス

 三条市はことし4月からスクールバスの運行を全面的に見直す。現状は市町村合併以前のまま。旧三条にはスクールバスがなく、遠距離の子どもたちは路線バスや市内循環バスを利用している。旧下田では森町小、飯田小、長沢小、下田中で、旧栄では栄北小で市直営のスクールバスを運行、栄中では保護者がスクールバスを運行している。市直営の利用は無料。路線バス利用者への補助は運賃の半額だけで、残りは自己負担。栄中のバスも保護者負担がある。こうした不公平を解消するとともに、子どもたちの安全確保のために、スクールバス運行地域を全市に拡大することにした。
 エリア拡大と同時に運行基準も見直す。現在、スクールバスを利用できる子は、小学生は自宅から学校までの距離が概ね4㌔以上、中学生は概ね6㌔以上に限っている。小学1年生と6年生では体力がまったく違う。夏と冬では日暮れの時間も違う。夏は快適な田んぼ道が、冬の吹雪いた日などは道路と水路の見分けも付かない危険な道になる。
 来年度からは子どもたちを小学1、2年の低学年、3年から6年までの高学年、中学生の3グループに分け、夏期と冬期で運行基準を変えることにした。夏期は4月から11月までの8か月。小学低学年は概ね3㌔以上、高学年は4㌔以上、中学生は6㌔以上を対象とする。12月から3月までの冬期は、さらに対象を拡大し、小学低学年は概ね3㌔以上、高学年も3㌔以上、中学生は4㌔以上とする。
 この見直しによって来年度から夏期には新たに井栗小、西鱈田小、大崎小、大島小、栄中央小、大面小でもスクールバスを運行することになる。加えて冬期には第四中、本成寺中、大島中、栄中でも市直営バスを運行する。対象児童生徒数は現在の5校256人から新年度夏期は11校310人に、冬期は15校807人に増える。
 スクールバスに関しては、「歩かせた方が強く、健康な子になる」という意見もある。その集落で育ち、自分も歩いて学校に通った父親にこうした意見が多い。その家に嫁いだ母親は「こんな危ない道を歩かせるなんて」と心配する。第一は交通事故。歩道も整備されず、除雪も十分でない地域となると、市も反論できない。不審者への懸念もある。人家から離れた暗い道を歩かせたくない親の気持ちも分かる。
 第一中学校区に小中一貫一体校を造る計画がある。四日町小、南小、条南小を統合することになれば、通学対策も必要になる。それらも見込んでのスクールバス運行の見直しだ。一貫校はモデル学区だけの問題だと思っていたが、思わぬ影響が全市に波及した。

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