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総合運動公園の芝生広場~この状態続けば規制や制限

 壁などに所有者の許可なく描かれたものは単なる「落書き」だが、所有者の了解を得て描かれたポップな絵やメッセージは現代アートの「グラフィティ」と呼ばれる。
 横浜市桜木町、旧東横線高架下約1㌔の壁は、かつて落書きだらけだった。「○○参上」「バカ」といったものから下手くそな絵、卑猥なマークなどが描かれていた。道行く人が不快に感じる落書きも多く、消しては描かれの繰り返しだった。
 そのうち、他の落書きと明らかにレベルの違うアメリカンコミックのような見事な絵やマークが登場するようになった。90年代にはそうしたものがどんどん増え、東横線高架下は「壁画アートの聖地」と呼ばれるようになった。
 平成16年に東横線横浜・桜木間が廃線になり、高架下の管理を担うことになった横浜市は、それまでの消しては描かれの追いかけっこをやめた。若者や芸術家のエネルギーの発散を規制するのではなく、逆に壁面を壁画キャンパスに開放、公序良俗に反しない範囲でさまざまな作品を描いてもらうことにした。これによって高架下の絵は無許可の「落書き」、法的には刑法の器物損壊罪にあたる犯罪から、合法的な「アート」となった。
 その結果、約1㌔の壁面は79組による163点もの作品で埋め尽くされ、市民はもとより、観光客も楽しませるアート空間となった。壁が作品で埋まると、昔ながらの落書きを上書きする若者もいなくなった。市では高架補強工事のため来年3月までに全作品を一旦、消去することにしているが、今後もアート空間としてのあり方の検討を進めることにしている。
 規制だけではつまらないし問題解決にもならない、若者のパワーを抑えるのではなく、活用する施策を用いれば地域が面白く、元気になるという好例ではないだろうか。
 さて三条市。総合運動公園内、三条機械スタジアム向かい側に約1万5000平方㍍の芝生広場がある。芝張り工を終えて供用開始したのが平成18年。市の施設にしては珍しいくらい市民に自由に使ってもらっている。
 広場内でバーベキューをするのもよし、夜も午後10時には広場の街灯を消すものの、それ以降、広場に残っている市民がいてもうるさいことは言わない。夏の週末などは深夜まで宴会を楽しんでいるグループも多い。
 市民の施設なのだから、市民に自由に使ってもらうことは当然なのだが、それには互いにマナーは守ることが前提。しかし、ことしの夏はその前提が崩れた。ごみを放置する利用者、トイレを汚す利用者、芝生や木製ベンチを焦がす利用者などが相次いだ。
 なかには深夜、付近の人家側に向かってロケット花火を飛ばす非常識な若者もいた。「みんなの公園です。ゴミはもちかえりましょう!」との看板も立てたが効果はなく、ガラスの破片が散乱していたことまであった。
 この状態が続くと、市はごく一部の不心得者のために届け出制やら利用制限といった規制をせざるを得なくなる。横浜市の逆だ。できるだけ規制のない芝生広場で遊びたいと願う市民も多いのに、一方で公園を荒らして平気な人もいる。どうすればいいのだろう。「芝生を焦がして公園にハゲを作った奴は、自分の頭にもハゲができる」という都市伝説を流す・・・。冗談はともかく、芝生広場で遊ぶなら最低限のマナーは守って欲しい。(スキップビート86 10月30日付け三条新聞)

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