栄PAにスマートインター~3年後の平成22年供用開始へ
高速道・栄パーキングにETC(ノンストップ料金収受システム)専用のスマートインターチェンジを開設する事業が動き出した。順調に進めば3年後の平成22年度には供用開始できる。
三条市と燕市で基礎調査を行った結果、採算性、整備効果ともに確保できることが明らかになった。
栄スマートインターを設置した場合、高速道まで10分圏内となる人口は1万2200人、20分圏内は9000人、30分圏内は4600人、それぞれ新たに増える。主な圏域は三条、燕両市で、長岡市(旧寺泊町)なども含まれる。
三条燕、中之島見附両インターまで行かなくても高速道に乗れるようになるため、三条市の嵐南地区(嵐南公民館周辺)から中越地域ただひとつの救命救急センターである長岡市、日赤病院までの所要時間は13分短縮されて35分となる。
金子新田工業団地や川通工業団地から高速道下り方向の新潟中央ジャンクションまでは9分短縮の27分、上りの長岡ジャンクションまでは13分短縮の20分となる。
基礎調査結果にはないが、栄インター周辺の土地利用の大幅促進なども期待される。懸案の国道8号線栄拡幅にも弾みがつく。
三条、燕両市では投資効果ありとの結果が出たことを踏まえ、実施計画書の作成に向けて今年度内に追加調査を行うことにし、9月定例会で関連予算を追加補正する。
今後はインターの運用時間を24時間とするのか、交通量の多い午前6時から午後10時までの16時間とするのか、また車種は普通車、大型車のほか大型の観光バスも対象とするのかなどを検討しながら測量や地質調査、詳細設計などを進め、21年度に着工、22年度内には社会実験として供用を開始、23年度には本格導入することにしている。
取り付け道路は市道半ノ木一ツ屋敷線に接続させる。高速道の下から国道八号線一ツ屋敷交差点までの半ノ木一ツ屋敷線は約1000㍍。現幅員5・5㍍から9・2㍍を17㍍に拡幅する道路改築工事を平成16年度から行っており、22年度までに完了させる。
栄インター関連の事業費は、取り付け道路の設計などによって変わってくるが、用地費、土木工事費、ETC施設費などを含めた概算では数億円から多くて10億円程度。ETC施設費以外の市道となる取り付け道路の造成費は三条市の負担となるが、商工業や観光業などの産業活動や土地利用促進のための先行投資となるうえ、救急医療などの住民福祉向上のための費用でもあるだけに、国定市長は投資に前向きだ。
燕三条駅と三条燕インターを核とする須頃郷は土地区画整理事業を行ったものの道路が狭すぎ、土地の高度利用がなかなか進まないにもかかわらず、渋滞が起きている。栄インター周辺の開発で同じ轍を踏まないようにしなければならない。(スキップビート60 9月8日付け三条新聞)