« 10月から大崎小で実験開始 | メイン | 観光振興に凧合戦を!! »

観光に結び付く名物料理を

 三条市の名物料理、代表的な食材は何だろう。観光に結び付く食べ物を作り出せないものだろうか。
 三条市はことし3月、観光基本計画を策定した。平成17年に133万人余だった観光客入込数を、26年には約5割増の195万人にするとしている。目標を達成すれば53億円の生産波及効果と25億円の所得効果、500人の雇用効果が生ずるという。
 目標実現のために何をやるのかというと、そこはお役所の計画。あれもこれもと総花的にテーマや事業が羅列してあり、核が分かりにくくなっている。どれも行政だけでは実現できない、関係者の努力が不可欠な事業のため、どれかが盛り上がり、実を結べばいいということなのだろう。
 そのひとつに「食の魅力向上」がある。多彩な食材を生かし、地域の代表的な郷土料理や食材をメニューに用いるなど「三条らしさ」が息づく食文化の創出を検討するという。
 食による観光の成功事例には福島県喜多方市のラーメン、栃木県宇都宮市の餃子などがある。どちらもそれほど歴史があるわけではない。
 喜多方は昭和50年代、蔵が取り壊されていくことに心を痛めた地元の写真家が写真展を開いたことがきっかけで「蔵のまち」として有名になり、観光客が食べたラーメンのおいしさが口コミで広まって「蔵とラーメンのまち」になった。観光客は年間100万人を超えている。
 宇都宮の餃子に至っては平成になってから。宇都宮市役所の職員研修グループが宇都宮市のPR策を研究。宇都宮で日本一はと探した結果、世帯当たりの餃子購入費が日本一であることが分かり、以後、官民挙げて宇都宮餃子の売り出しに励んだ。現在、宇都宮餃子会加盟店は70を超えている。観光客は年間1300万人以上。来訪目的の1位は餃子で6割、2位が買い物で4割との調査結果もある。
 ラーメンなら喜多方より三条の方がうまいと思うのは三条もんだからだろうか。三条には車ふもあれば漬物、果樹、ひこぜん焼き、タケノコもある。食材がそろっているのに、残念ながら多数の観光客を呼び込むような名物料理は育っていない。
 市内には休耕田を活用してドジョウの養殖に取り組み始めた農家グループもある。食べてみると泥臭さがまるでない。ドジョウのカルシウムはウナギの9倍。ビタミンDやたんぱく質も豊富に含まれている。六角凧の形に揚げた「凧揚げならぬかき揚げだ」ではオヤジギャグか。
 いずれにしても「三条といえばこれ」と売り出せる名物料理が必要なのではないだろうか。宇都宮の餃子のように、伝統にこだわらなくても名物を創り出すことはできるのだから。(スキップビート44 4月27日付け三条新聞)


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://sugihit.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/71

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)