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国定勇人新市長

 12日の三条市長選の結果、国定勇人新市長が誕生した。17日には佐藤助役、関口収入役、松永教育長の留任も決定、全国最年少市長のサポート体制も固まった。
 投票率が62・85%にとどまったことは残念だった。市長選では史上2番目の低さだ。投票日の悪天候もあるが、市政への関心が低いためでもある。
 とくに若者。第6投票区(青少年育成センター)の年代別投票率を見ると、20歳代の投票率はわずか41・67%。半数以上が棄権した。
 30歳代は56・52%、40歳代は67・36%、50歳代は70・0%で、年齢とともに投票率も高くなる。もっとも高かったのは60歳代の83・21%。70歳代は68・03%に落ち、80歳以上は37・76%だった。
 ことし4月の市議選と比べると30歳代は5・2ポイント増えたものの、40歳代は6・29ポイントの減、50歳代は11・08ポイントもの減だった。
 職場の中堅やリーダー、地域の活力源となる世代の多くが三条市政の方向を選択する権利を放棄してしまった。どうしたら市政に関心を持ってもらえるのか、新市長はもちろん、今回の選挙戦にかかわった選対関係者に課題を突き付けられたようなものだ。
 開票結果は国定勇人氏2万8866票、山井伸泰氏2万4927票。市民のバランス感覚なのだろうか。国定氏に三条市の将来を託すものの、「若い市長にまだ全幅の信頼を置いているわけではありませんよ」、あるいは「官僚出身者にありがちな傲慢なタイプにはならないでくださいね」とも読める結果に思えてならない。これはこじつけだが票差は3939票。サンキューサンキュー、感謝感謝の気持ちを忘れずにと受け止めるべきなのかもしれない。
 市長交代時には助役、収入役、教育長は新市長に辞表あるいは進退伺いを提出することが慣例となっている。新市長にフリーハンドを与えるためだ。今回も佐藤助役、関口収入役、松永教育長はそろって辞表を提出した。これに対して国定市長は高橋一夫前市政に引き続いてサポートしてくれるよう強く慰留し、17日までに了解を得た。国定市政は人事でバタバタすることなく、幹部体制を組むことができた。
 行財政改革の断行や救命救急体制の整備など公約実現に向けた仕事にいよいよ取り組むことになる。
 故金子六郎氏が三条市長に就任したのが昭和32年。37歳で全国最年少だった。国定市長は金子氏より3歳若い、三条市にとって2度目の全国最年少市長となる。
 12月定例会では初日の11日に市長が所信表明演説を行うことになった。そつなくまとめた、可もなく不可もなくといった内容では最年少市長を生んだ価値がない。前市長以上に大胆で、かつ新鮮、若さあふれる演説を期待したい。(スキップビート24 11月23日付け三条新聞)

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