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高橋市政

 小泉純一郎首相の退陣と時を同じくして三条市の高橋一夫市長が辞職することになった。平成11年4月から7年半にわたった高橋市政のキーワードは「自立に向けた改革」だった。
 「足して二で割る」「落とし所を探る」といった調整型政治を嫌い、誰に何と言われようと信念を押し通すという点で、高橋市長は小泉首相に似ている。既存の慣習、制度を変えなければならない、変えるためにきしみが生じてもやむを得ないとの考え方も同じだ。市長は「いま手の中にあるものを握り続けていれば、それ以上のものは手に入れられない。新たなものを手に入れるには、握ったこぶしを一度、開かなければならない」と、市職員に説いてきた。
 まったく似ていないのがマスコミ対応。市長は首相のようにマスコミをうまく利用することができず、水害時には必要以上の摩擦を招いた。市長はリーダーシップは発揮したが、目的達成のために手練手管を使う「政治家」にはなろうとしなかった。
 高橋市政の大きな出来事と言えば合併と7・13水害だろう。当初目指した旧燕市、旧吉田町、田上町も含めた合併は成しえなかったが、旧栄町、旧下田村と三条市は一緒になれた。県央大合併は将来の目標となってしまったが、とりあえず人口10万人は超えた。
 また7・13水害がなければ市長は昨年5月の合併をもって引退していた。五十嵐川改修事業にめどをつけるまでと心に決めての新市の市長就任だった。
 あまり目立たないが、庁内改革も着実に進めてきた。退職者不補充によって市職員を130人以上も減らし、職員組合の強い抵抗で歴代市長が手を付けられなかった勤続年数による自動昇格昇給制度、いわゆるワタリ、ウロヌキも廃止した。
 「補助金は自立するまでの添え木。最終目的は支えることではなく、自ら立つ力を育てること」と各種補助金も見直した。公共工事の入札制度も、県や他市町村に先駆けて見直した。補助金にしろ、入札制度にしろ、各種団体や関係業界の不満は大きかったが、市長は悪評を恐れることはなかった。
 水道からさび混じりの赤い水が出る小中学校の現状に驚いて施設整備に努めたほか、地域イントラネット構築などIT環境の整備にも努めた。
 行革にしろ、地域コミュニティの育成にしろ、高橋市長が目指してきたのは一貫して「自立」だった。国や県におんぶに抱っこの三条市政を自立させよう、各自治会や業界、各種団体を自立させよう、そのために現状を変えなくてはと改革を唱えてきた。うまくいったものもあれば、いかなかったものもある。
 高橋市長は商工業界出身。企業経営者らしい行政改革を進めたものの、歴史に残るのは商工振興施策よりも、どちらかと言えば苦手な土木事業の五十嵐川改修の方ということになるのだろうか。
 次の市長がどういう施策を進めることになるのか分からないが、高橋市長には辞職までの20日の間に、市職員に高橋イズムとは何だったのかを、しっかり伝えてから市役所を後にしてほしいものだ。(スキップビート19 9月28日付け三条新聞)

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