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スキップビート

 三条市議選に初当選させて頂いた後、三条新聞にコラムを書かせてもらっています。題名は「スキップビート」。ちょっと変則的な、軽いリズムで市政のあれこれを皆さんにご紹介したいと思っています。
 今回、三条新聞様のご了解を得て、スキップビートをこのブログにもアップすることにしました。以下は5月31日掲載の初回原稿です。


 スキップビート~市政あれこれ

 4月23日執行の三条市議選で初当選させて頂いた。市政の課題や選択肢を市民にお伝えすることも市議の仕事のひとつ。紙面をお借りし、市政の現状などをできるだけ簡潔に、分かりやすくお伝えしたい。初回は市議選初体験記。
 厚顔無恥な人間が選挙に出るのか、選挙に出るから厚顔無恥になるのか。少なくとも選挙戦が始まると「恥ずかしい」などとは言っていられなくなる。まず自分の顔写真を載せたポスターが町中に張り出されるのに耐えなくてはならない。当初、「ポスターは写真なしで名前と主張を書いたものを作りたい」と考えていたのだが、選対会議であっさり却下された。イケメン候補ならともかく、鏡を見るのも嫌いな人間にとって自分の顔写真があちこちに張られるのは、かなり恥ずかしい。自分の顔写真に囲まれ、冷や汗を流している姿はまるで油売りのガマだった。
 初対面の人とも握手しなければならない。相手が男ならともかく、中年オヤジに手を握られたくなさそうな女性に対しても、図々しく手を差し出す。嫌そうな顔をされても、くじけず続けなければならない。
 早朝や夜間のあいさつ回りも、相手の迷惑を考えていたらできない。街宣車の騒音も同様。「遠慮するくらいなら最初から選挙に出るな」と叱責されることになる。見ず知らずの人に自分を売り込むのが選挙。もともと厚顔だった人間も、そうでなかった人間も、選挙戦が進むうちにどんどん面の皮が厚くなっていく。市議選ですらそうなのだ。もっと大きな選挙を戦う政治家は、自己顕示欲を強くしなければ続けていけない。
 選挙は民意を示すためのものだ。国政選挙や首長選は、各候補の政策や主張の違いが争点となる。市議選の場合、結果を見ても市民が何を選択したのか分かりにくい。原因は候補の側にある。「安全、安心」「明るく豊か」「住みよい」「福祉、教育、文化、スポーツの振興」・・・。選挙公報や新聞広告、リーフレットには、これらの言葉を組み合わせた文句が並ぶ。自分も含め、多くの候補が似たような、差し障りのない、万人受けするスローガンを掲げた。市民に市政の方向や政策に関する選択肢をうまく示すことができなかった。
 執行権を持たない市議が、具体的な政策を掲げるのは難しい。賛否両論があるテーマを持ち出すのには勇気もいる。しかし人を選ぶだけの選挙では、市民が市政を動かす本当の自治にならない。反省点だ。


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